2011-01-01から1年間の記事一覧

新しい協会の立ち上げ

前回で既存組合の青年部の部長として活動して行くお話、 そしてその既存組合では私がやろうとしている事を、 具現化できそうにないという話しをしました。しかし既存の組合がダメだからといって諦めてたのでは、 正直何も変わらないし始まりません。 そんな…

既存組合の限界

内装業界の組合という題名で、 その1・その2・その3・その4 と4回にわたりお話させていただきました。その際の経緯でも書かせていただきましたが、 来年度から青年部を立ち上げ部長として活動する事となりました。 発足に向けて準備作業に取り掛かる為…

内装業界の組合 その4

(その3より続く)昨日に私たち室内装飾業が参加する組合の総会に参加してきました。想像どおりこの前お話させてもらった若手(?)の会の話が中心でした。 形骸化した組合の現状を打破すべく色々な意見を言わせていただきました。 そして若手(?)などという範…

内装業界の組合 その3

(その2の続き)若手の懇親会の際に室内装飾組合の震災に対するビジョンのなさを知り、 本当に情けなくなりました。 組合がやったことといえば省庁に促されるまま小額の募金をしただけです。 一体何の為の「組合」なのかと思いました。 室内装飾組合という…

内装業界の組合 その2

(その1より続く)私たち室内装飾業が参加する組合のことを以前に 書きましたが、 その中で「青年部」なるものの話をさせていただきました。いよいよそれを実現していこうということで組合員の比較的若手 (と言っても40代が多い)が先月20日過ぎに一同…

建築耐震の真実 その4

一般の建物の構造に詳しくない方でも、 比較的簡単に耐震診断できるサイトがあるので紹介します。 国土交通省住宅局が監修し(財)日本建築防災協会が編集している、 「誰にでもできる我が家の耐震診断」 http://www.kenchiku-bosai.or.jp/wagayare/taisin_fla…

建築耐震の真実 その3

『関西淡路大震災』の時に 「立派な公共の建物は倒壊したのにハウスメーカーの建物は倒壊しなかった」 とか 「在来工法の建物は倒壊するがハウスメーカーの建物は大丈夫」 なんて話をよく耳にしました。 しかしこれはハウスメーカーだから倒壊しなかった訳で…

建築耐震の真実 その2

建築の耐震で大事なのは建築年数と立地条件と施工精度です。構造はその次といったところでしょうか? では何故そういったものが大事になってくるのか検証したいと思います。 まずは建築年数です。 これは日本の近代建築においては、 間違いなく新しい方が全…

建築耐震の真実 その1

建築の耐震に関しては、様々な報道に加えスポンサー利権が重なるので、 本当のことが非常に分かりにくく、さらに人によっても意見が様々です。そこで情報を整理しつつ何が事実で何が虚偽なのか、 私の私見も交えながらお話したいと思います。 まず建築の構造…

業界再編の流れ その2

前回 の続きです。2009年2月の豊田通商とリリカラと資本・業務提携では、 豊田通商がおよそ19%のリリカラの株式を保有し筆頭株主となり、 人材や経営から企画開発に至る深い部分まで交流していくのだそうです。 提携当初はソコソコ好調だったリリカラも不景…

業界再編の流れ その1

今回は内装関連メーカー(インテリアメーカ)についてお話しようと思います。 [[]] 近年の不景気による新築物件減少による内装業界の再編が進んでいます。 2009年辺りから時系列順に追ってみると‥2009年2月 に豊田通商はリリカラと資本・業務提携 2009年3月 …

建設業の報道と真実 その2

前回 の続きです。 [[]]今回は「カーペットはダニの温床」という偏向報道について書きます。 それまでは、住宅の床といえば大半が「カーペット」だったのが、 どうして「フローリング」ばかりになったのでしょうか?報道以前は足元が冷えて埃がたまりやすい…

建設業の報道と真実 その1

少し大袈裟なタイトルですね。 [[]] 私たちはマスコミの流す報道によって考え方や行動を左右されがちです。 流行や芸能ネタくらいであれば、カワイイものなのですが、 中には政治的背景や経済界の背景が見え隠れするものもあるのです。 私共の業界の中で大き…

リノベーションと建て替え その2

一般的には、その建物にかなりの思い入れがない限り、 「リノベーション」よりも建て替えて新築にしたほうが何かと都合が良いのですが、 世の中には建て替えたいけど「リノベーション」しかできない住宅が存在します。建て替えたいのにできない理由は様々で…

リノベーションと建て替え その1

最近の blog記事 でちょくちょくお話している「リノベーション」という言葉ですが、 簡単に言えば建物を骨組みだけ残して全てやり替えるものです。 [[]] 皆さんにおなじみの建物改修のビフォーとアフターの違いを劇的に見せつける某テレビ番組、 それに取り…

リフォームの今後 その2

リフォーム業者と一括りにいっても様々な業種業態があります。 ココでは書ききれませんが、代表的な業者とその特徴を書いていきたいと思います。 [[]] みなさんは、リフォームや改修をしようと思ったらどこに見積もりを頼みますか? ①今の家を建ててくれた業…

リフォームの今後 その1

過去にこの記事 から4回にわたってリフォーム業界の成り立ちや仕組みついて書いてきました。 そしてこの記事 やこの記事 で今後の可能性や考え方を模索し予想してきました。[[]] 今の日本が少子高齢化が進む中で、 新築工事は減っていき、リフォーム工事が…

解り難い建設業界 その2

建築業界を解り難くしている原因として、[[]] 建設業者は一括りにまとめるのが難しく、それぞれ得意不得意分野があって、 一業者で何でもできる訳ではないというものがあります。 例えば「‥工務店」と名のつくところでも、 新築住宅中心の業務をしてるところ…

解り難い建設業界 その1

この記事 から前回まで 3回にわたって新築住宅中心のクレームについて書いてきました。 以前には、シックハウス症候群についてもこの記事[[]] 含めて3回にわたり触れてきました。 僅かではありますが、新築住宅業界の問題の核心に近い部分が、 皆様にも少…

住宅のクレーム その3

私が仕上げ業者として現場に入ったときに、[[]] 建設業者の方が施主さんにいう言葉で、 それはちょっとマズイのでは?と思う言葉があります。①「私では細かい事が分からないので施工業者の者に答えさせます。」 ②「他のお客さんはソコまでの要求はされません…

住宅のクレーム その2

仕上げの一業者として工事に伺った際などに、[[]] クレームのお話でお客さんからよく聞くフレーズがあります。 「プロに頼んだのだからもっと綺麗に仕上がると思っていた。」 「プロなら事前にわかっているはずなのに言ってもらっていない。」 「普通はこう…

住宅のクレーム その1

住宅の新築や住宅改修工事(リフォーム)というのは、[[]] 一般消費者にとってかなり特異で異質な買い物です。 購入するものそのものをその目で確認する術がないからです。 しかも工業製品ではなく手作り商品なので品質のバラつきが起こりやすいので 余計大…

内装業界の組合 その1

建設工事業は業種ごとに様々な組合があります。[[]] その組織母体も様々ですが大概は国交省に属するものです。 建設業関係の組合とは名ばかりで、よく話題になる国交省の天下りの出先機関です。 私達工事業社は、そういう組織とわかっていながら入会していな…

住宅に対する考え方

ほとんどの人たちが住まいというのは一生に一度の買い物であると思っておられる方が多いでしょう。 はたしてそうでしょうか?[[]] その昔自動車が珍しかった頃、 最初は高級品で滅多に買い換えたりできるものでないと思ったはずです。 しかし現在はどうでし…

今後の可能性

現状の内装業や建設業のIT化、[[]] 特にインターネットの利用や考え方の遅れは深刻な状態です。 ただ、これは裏を返せば大きく発展するチャンスが残されてると考えてます。昨今のスマートフォンの市場拡大はこれからのインターネット利用に対して、 一般消…

有志の集まり

今年の初めに内装(クロス)業界の有志たちと[[]] その関係各社(各者)が集まっての勉強会が開催されました。 その中で幹事の一人として準備運営に携わりました。この業界は特に縦や横の繋がりが希薄と思っております。 たとえば縦の繋がりでいうと製造から販売…

建設業からみるシックハウス症候群 その3

それでは「シックハウス症候群」を[[]]防ぐもしくは予防する方法はあるのでしょうか? 前の記事を覚えていらっしゃる方はピンとくるかもしれません。有害物質であるVOCは揮発性有機化合物なのです。 なので、より効率よく揮発させる事が「シックハウス症候群…

建設業からみるシックハウス症候群 その2

厚生労働省が定めた人体に影響があると指定している有害物質があります。[[]] 揮発性有機化合物 (Volatile Organic Compounds, VOC)といいまして、 数にして13種類あります。 ●ホルムアルデヒド ○トルエン ○キシレン ○パラジクロロベンゼン ○エチルベンゼン …

建設業からみるシックハウス症候群 その1

「シックハウス症候群」の原因はクロス(壁紙)及び接着剤ではなく、[[]] 建材や家具等の木材の防腐剤や防虫剤が主原因だと、皆さんはご存知でしたか?じつはその原因は、住宅の工期が短くなってきたことや 住宅そのものの高気密化や、 新建材やクロス(壁紙…

総合業と専門業

建築業界のみならず世の中の殆どの流通において、[[]] 最終的にサービスが行き届くのは、 「総合業」か「専門業」によるものです。病院に例えるならば、 頭を怪我してしまった時は外科医院でなく「総合業」として総合病院で脳外科にも診てもらった方が万一の…