建築耐震の真実 その4

一般の建物の構造に詳しくない方でも、
比較的簡単に耐震診断できるサイトがあるので紹介します。


国土交通省住宅局が監修し(財)日本建築防災協会が編集している、
RefoLife -blog-
「誰にでもできる我が家の耐震診断
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/wagayare/taisin_flash.html
です。
そしてこちらはPDF版
http://www.kenchiku-bosai.or.jp/seismic/file/wagayare.pdf
となります。


しかしせっかく建築基準法が改正されたり
耐震設計がしっかりできていても、
肝心の施工精度が悪ければ「絵に描いた餅」となってしまうのです。


最初の方少し前にも書きましたが、
有名なハウスメーカーに依頼していても、実際には地元の工務店や大工さんが建てており、
さらにマージンを大きく搾取された状態で工事をしているのが現状です。
そういう状況では、職人も少し気にはなっても自主的に補強などはまずやらないでしょう。
逆に、ハウスメーカーの現場監督や営業マンの指摘がないのに、
自主的ににやってしまうと好意が仇となって責任まで取らされることがあるからです。

少し前に書いたようにハウスメーカーの現場監督や営業マンは、
施工に関しては、ド素人に近い人が多いにも関わらずその様な状態なのです。
いくらしっかりとした設計やテストをしていても良い建物が建つ訳がありません。


ただそれでも世界的に見てみると日本人は極めて勤勉で真面目です。
世界標準で見れば、日本は設計と施工の間のギャップは少なく、極めて優秀と言えるでしょう。

比較的優秀と思われるお隣の国『韓国』ですらとんでもないことになってます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E8%B1%8A%

日本はこれに比べればまだマシといえますが、
本当の意味で真面目に建てられているのはバブル以後か関西淡路大震災以後でしょう。


原子力発電所でも同じことが言えます。
国が技術の粋と莫大なお金を集めて建造したかのように言われていますが、
その実、民間の建築とあまり変わらないか若しくは酷い状態です。
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

書いてあることが全て正しい訳ではないと思いますので、
参考程度に読んでみて下さい。


長々と書いてきましたが少しは参考になったでしょうか?
私見が混ざってますので全てを鵜呑みにしないで
ご自分で判断するようにしてくださいね(^^