内装業界の組合 その3

その2の続き)

若手の懇親会の際に室内装飾組合の震災に対するビジョンのなさを知り、
本当に情けなくなりました。
組合がやったことといえば省庁に促されるまま小額の募金をしただけです。
一体何の為の「組合」なのかと思いました。


室内装飾組合というのは各都道府県に49拠点があり、その中心を
日本室内装飾事業協同組合連合会(日装連)が取り仕切っています。
そんな立派な組織がありながら各地方の横の繋がりは皆無に等しく、
お隣の都道府県同士ですらほとんど交流のないような状態です。
都道府県内でもメーカーから職人に至るまでの情報交換や意見交換の場も乏しく、
防炎ラベルの発行や技能試験の斡旋業務くらいしかやっていないのが実情です。


室内装飾業に携わる者として、
震災の復興のために何かできることはないか?とずっと考えてきました。
このblogの中でも色々と模索してきましたが、
やはり我々単独でできることには限界があります。

しかし室内装飾組合として‥
地方の理事長クラスならできることはあると思うのです。
簡単なことです‥
被災地の室内装飾組合に呼びかけをすれば良いのです。

地震により商売道具を失ってしまった組合員の状況を聞き、
足らない商売道具を全国の室内装飾組合に募るだけで、
被災地の多くの同業者が助かるのではないでしょうか?
そしてその活動を聞いた各メーカーも協賛することは間違いないでしょう。


上から降りてくる指令を待ってるだけではダメなのです。


早速今月の中旬に組合の総会があるようです。
懇親会もあるようなので出席しようと思います。
若手の懇親会のことは理事達の耳にも入ってるはずです。
もちろん震災復興支援の話もしっかり提言し実行させようと思っています(笑)



この時に書いた有志の集いの活動も進んでいます。
そして確かな形になろうとしています。
できれば組合の方も形骸化から脱却し、
意義を取り戻すことができれば言うことは無いと思いますがいかがでしょうか?


私は業界発展の為にはどちらも必要不可欠な事だと思っております。

その4へ続く)