なぜリフォームって

今まで分かりやすくサービス提供できなかったのでしょうか?
[[]]
それは現在の建設業における改修工事(リフォーム含む)の位置付けに原因があります。


前回
の記事に書きましたが、過去の建設業は新築を建てれば儲かったため、
改修工事はできるだけ請けたくない仕事だったのです。
当時の改修工事担当者というのは「新築工事の仕事をまともにできない人達がやる部署」
という図式が多くの建設業者の常識でした。

ただ実際のところ、改修工事というのは、新築工事の熟練経験者でないととても扱える工事ではないのです。
新築工事は、何もないところから設計図通りに業者を手配し、打ち合わせをしていったら出来上がるのに対し、

改修工事は、知らない人が建てたものを知識とある程度の勘をもって把握し、
現状建物を使っている人に不快な思いをさせずに工事する必要があるからです。


なので本来は、新築工事すらまともにできない者に、改修工事が勤まる訳がないのです。
そしてそれを建築業界ではずっと見て見ぬふりをしてきました。

そんな建設業の体制の中で新築ブームが去り、
改修工事がにわかに脚光を浴びてきました。
しかし多くの建設会社の技術者である現場監督は、面倒な改修工事より新築工事を担当したがります、
少なくなってきたといっても新築工事はまだありましたので・・・。


そこで登場したのが改修工事(リフォーム)専門業者です。
多くの業社は経験のない営業と建築業からあぶれた技術者で構成されていました。
中には大手の看板を掲げたところありましたが、内情は似たり寄ったりの状況でした、
経験ある技術者が不足しているのです。

現在でも改修工事の技術が確立されているとは言えない状況です。
業者もメーカーも職人も急激な変化に戸惑いながら手探りの状態が続いているのです。
そして多くの業社がシステムや料金体系を確立できないまま現在に至っています、
改修(リフォーム)工事をする多くのお客さんは相見積もりを取って「安い」という指標しか残りませんでした。



今改修(リフォーム)工事をしようとしているお客さんが数社に相見積もりを取ったとしましょう、
はたして全て平等な条件や内容で比較できているでしょうか?
正直一般のお客さんが判断するのは難しいと思います。
「高い」    「安い」    が
「ぼったくり」 「良心的」  でなく
「良心的」   「ぼったくり」 であることも多いのです!


そのあたりのメカニズムはまた次回
に書いていこうと思います。